2011年06月13日

テンペスト

ガイドの本棚 4回目はテンペスト 上 若夏の巻
テンペスト 下 花風の巻

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テンペストは嵐の意。
琉球王国の首里城を舞台に王宮の文官たちと、御内原の女官たちがおりなすドラマ。あらすじはこれから読む読者のために控えます。

見どころ:
  1. 琉球王国が薩摩藩の支配下にあり、なおかつ清(しん、当時の中国)と冊封関係をたもっている複雑な関係と、さらに西欧列強が琉球を足がかりにアジア支配をねらう世界情勢。この3者を相手に極小な琉球王国はどう政治力を働かせるか?
  2. 琉球の公用語である漢文と琉球人の心情をはきだす琉歌がおおく出てくる。たいていの読者は読み飛ばしていると思うが、漢文と琉歌が時代背景をほんものらしくしている。漢文は公用、私情を琉歌でよむ、重要なポイント。
  3. ストーリー展開が早く、つい引き込まれる。時間があれば1日中読んでいるかも。登場人物の真実性や、現代風すぎるせりふまわしに難点があるけれど、小説だからそのつもりで。
薩摩支配、西欧列強が上陸、琉球処分によって琉球王国が消滅するという真実な歴史を背景に、柔軟なストーリーが展開していきます。歴史を読むのもよいし、登場人物の栄枯盛衰を読むのもまたよいですね。
ガイドの評価は5つ星。
文庫本もでているので求めやすい。テンペスト 第一巻 春雷 (角川文庫)

タグ:テンペスト
posted by gusukutarou at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ガイドの本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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