2011年07月31日

沖縄の市場<マチグヮー>文化誌

ガイドの本棚10回目は「沖縄の市場〈マチグヮー〉文化誌―シシマチの技法と新商品から見る沖縄の現在


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沖縄で市場のことを、マチグヮーといいます。本書は、那覇市牧志にある公設市場の詳細な調査と研究です。もっともマチグヮーはあちこちにあり、沖縄北部では、名護市や本部町にもありますから立ち寄ってみるのもいいでしょう。スーパーで買い物をするのが普通になっている現代人にとって、新鮮な商品や発見があるかもしれません。

本書の牧志公設市場は国際通りから入れる位置にあり、修学旅行のコースにも組まれるほどです。以前、私が観光施設にいたときに、学校の先生方をご案内したことがあります。

ごちゃごちゃとした感じや、魚や肉のまざりあった臭い、ひとびとが行きかうさまなど、他府県の市場にはない雰囲気がみどころでしょうか。魚を買うとすぐ調理してくれて食べられる食堂があったりと、観光向けにも喜ばれるようになっています。

本書は、このマチグヮーの商品構成や、販売方法、固定客があるのか、などなどを詳細に調査しています。一軒の肉屋さんに一日中はり付いて何日も観察した結果です。さらに、いま流行りのアグー豚や、島バナナ、モズクや海ブドウなどの商品がどのようにつくられ、どのように流通しているかを追跡しています。

出版されて少し年月がたってはいるものの、まだまだ沖縄の商法や商品流通のおもしろさがわかります。沖縄通にはお勧めの本です。ガイドの評価は5つ星。読んでから牧志公設市場を訪ねれば、おおくの収穫が得られるでしょう。
タグ:マチグヮー
posted by gusukutarou at 01:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ガイドの本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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