2013年10月21日

琉球の時代に城主が拝んだ火の神は、今も参拝者が絶えません

今帰仁グスク主郭の火の神
今帰仁グスク主郭の火の神

今帰仁グスクの一番高い所には、城主が住んでいました。主要な郭と言うことで、ここを主郭(しゅかく)と呼んでいます。下から上がってくると、すぐ見えるのが火の神です。


火の神はヒヌカンと呼ばれ、沖縄在住の方には、おなじみの神様です。火の神信仰は、琉球の時代から続いて、現代でも廃れることがありません。一般家庭では、台所に香炉を置き、線香をあげて拝みます。

今帰仁グスク主郭の火の神は、正確には今帰仁里主所の火の神の祠(なきじん さとぬしどころの ひのかみのほこら)と言います。

琉球三大勢力の北の雄である今帰仁グスクが、中山(ちゅうざん)に戦によって破れます。今帰仁グスクを勝ち取った尚巴志は、中山の管理下に置きます。すぐに、監守(かんしゅ)と呼ばれる管理人が派遣され、今帰仁グスクが周辺にいる按司(あじ、武将)に乗っ取られないよう、管理しました。(1422年)

その後、第二尚氏の時代になって、尚真王の第3子の一族が、170年以上にわたり監守を務めました。(1490年〜1665年)この監守一族が祀り、拝んできたのが、今帰仁グスク主郭の火の神で、長い歴史を秘めています。

現在の祠(ほこら)は、改修されていますが、改修前も屋根には赤瓦が葺かれ、琉球石灰岩で壁が積まれていました。

火の神の祠の中には自然石と香炉が置かれている。
火の神の祠の中には自然石と香炉が置かれている。

祠の中を見ると、自然石が並んでいます。石は、普通は3個一組で置かれ、カマドの石とされています。手前には、りっぱな石の香炉が2個置かれています。

この今帰仁里主所の火の神は、今でも参拝に訪れるひとが絶えず、拝むひとの姿がよく見られます。

ライトアップされた火の神の祠。普段とは違う姿を見せている。
ライトアップされた火の神の祠。普段とは違う姿を見せている。


ブログ内の関連記事:ガイドと歩く今帰仁城跡: 火の神(ひぬかん)を拝む



オバァが拝む火の神(ヒヌカン)と屋敷の御願(ヤシチヌウグワン) (沖縄その不思議な世界)

座間味 栄議 むぎ社 2006-04
売り上げランキング : 735635
by ヨメレバ
posted by gusukutarou at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 城内案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/378173893
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。