2014年08月11日

今帰仁グスクの海神祭(うんじゃみ)を再現してみました

今帰仁グスクの海神祭1日目2002年、案内板より


今帰仁グスクの海神祭(うんじゃみ)は、旧盆が終わって初めの亥の日をはさんでおこなわれて来ました。残念ながら、今は見ることができませんが、再現してみましょう。

海神祭とは、海の神を招き祈りを捧げる1年で一番大事な祭祀です。航海安全、無病息災、五穀豊穣、子孫繁栄を祈願します。かつては、ノロをはじめ神人(かみんちゅ)が20人ほどで、盛大におこなわれたと記録されています。

筆者の画像の記録では2007年頃に、今帰仁ノロがひとりで海神祭をおこなったのが最後だったかもしれません。

第1日目
ウーニーでの祈願


ハンタ原ウーニーとレコーラウーニーで祈願する。ウーニーとは舟のこと。


ハンタ原ウーニーは、自然石を舟に見立てたもの。今帰仁ウーニーと本部ウーニーの2つがある。

本部ウーニー

今帰仁ウーニー



今帰仁ウーニーの特徴は、石の上に細長く舟方のような溝があり、本部ウーニーは溝の上部が円錐形。この2つのウーニーから海が見え、ウーニーに向かうと、シバンティナ浜の方向を向いている。この石のウーニーの上で線香を焚いて祈願する。
祈願を終えると、今帰仁グスクへと向かう。


レコーラウーニーは、今帰仁グスク外郭にある2つの土盛り。長いほうが本部ウーニー、もう一つが今帰仁ウーニー。

IMG_7721-480.jpg


レコーラウーニー祈願
今帰仁ウーニー・本部ウーニーの舟形マウンドに、櫂(かい)に例えた1mくらいの竹を各ウーニーの縁へ3本ずつ添える。この櫂に例えた竹は、祈願後、杖の代わりとして持ち、平郎門、各御嶽で櫂を漕ぐ仕草をするために持ち続ける。海神祭の終了後には、火の神壇の横へ立て置くか、縁側の軒の上にしばらく置いておくと言われた。

祈願では、舟形の中腹に花米・供物や酒・五水をお供えして、今帰仁ウーニー・本部ウーニーと順に航海安全、無病息災、五穀豊穣、子孫繁栄の祈願を行い、今帰仁ノロ1人が竹杖を持ってグスクの平郎門へ向かう。平郎門の前に立ち、竹(櫂)を胸に添え、合掌してお祈りし、その竹を左廻り(時計の逆廻り)に地面に3回円を描くようにまわし、「ウークイ、ウークイ、ウークイ」を唱える。再びレコーラウーニーの方へと戻る。これで初日戌(いぬ)の日の行事は終わる。


参考・引用は「(続編)御嶽の構造とグスク」長浜眞詳(今帰仁グスクを学ぶ会 会員) 今帰仁グスク3号 より



今帰仁グスクを学ぶ会「今帰仁グスク」今帰仁グスクの海神祭にも投稿しています。


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posted by gusukutarou at 22:05| Comment(0) | 城内案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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