2007年06月22日

なぜ沖縄の文化遺産が世界遺産に登録されたか?

城壁の修復も評価された
調査測量により修復された城壁は高く評価された。


「琉球王国のグスク」とはなんでしょうか?

「グスク」とは城であり、外交、政治、宗教、文化の拠点となったもので、琉球には200以上もあります。
三山時代と言われる、北山、中山、南山の三国時代から、琉球統一にいたるグスク群の物語る歴史が、現代の沖縄の文化に最も大きな影響を与えてきた、と考えられるのです。
グスクを通して、琉球が、日本、朝鮮、中国、東南アジア諸国との交流のなかで、営々と築き上げた文化が現代沖縄の文化の土台となっています。ここに「琉球王国のグスク」の意味があります。

「琉球王国のグスク及び関連遺産群」がどのような基準で世界遺産に登録されたのでしょう?
評価されたポイントが3つあります。

A 琉球王国が広く交流、交易をして独自の文化をつくりだしたこと。
琉球が、日本、朝鮮、中国、東南アジア諸国とのあいだで繰り返し、経済や文化の交流をおこなった。
その証拠となっているのが、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」。

B 「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に自然・祖先崇拝的な琉球独自の信仰があらわれている。
グスクや御嶽(ウタキ)などが、琉球独自の自然・祖先崇拝的な信仰の場となっている。グスクや御嶽(ウタキ)には、こんにちでも拝みをするひとびとが絶えず、現代沖縄のひとびとの間に文化的な伝統として、今なお活きつづけている。

C 「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は琉球王国の失われた文化をあらわす考古学的遺跡。
グスクなどを発掘調査することにより、 琉球王国の文化がどのようなものだったかが明らかになる。

以上の3点を心にとめながら、各グスクと関連遺産を見学すると、見方もまた変わってくるし、興味がつきないと思います。

参考:第2期 今帰仁城跡案内ガイド養成講座 「世界遺産」としての「沖縄の文化遺産」講師 安原啓示(今帰仁城跡調査研究整備委員長)
   第3期 今帰仁城跡案内ガイド養成講座 世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」講師 金武 正紀(今帰仁村発掘調査アドバイザー)
posted by gusukutarou at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界遺産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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