2015年04月20日

宝剣千代金丸が今帰仁城へ来た!

千代金丸


北山王攀安知(はんあんち)は己の武勇にものを言わせ富を集めていましたが、国頭・名護・羽地の諸按司たちは不満を募らせていました。やがて、佐敷の尚巴志が台頭。

北山王攀安知


1416年、尚巴志の連合軍と攀安知は合戦を交えます。しかし、屈指の堅城で攻めあぐんでいたため、にらみ合いとなりました。そこで尚巴志は城中の大将で欲深い本部大原(もとぶてーはら)にワイロを贈り謀反を企てるよう誘いました。

翌日、本部大原は攀安知に「攻撃に出て、王は表、私は裏の敵を追い散らしましょう」と誘い、これを計略とは知らず攀安知は尚巴志の軍勢を深追いします。やがて、城中から火の手が上がるのを見てあわてて引き返すと本部大原が城門で「わが手に討たれよ」とさけび一騎打ちとなりました。

カナヒヤブの霊石


怒り狂った攀安知は先祖伝来の宝刀「千代金丸」で本部大原を斬り殺し、もはやこれまでと城の守護神カナヒヤブの霊石を切りつけ返す刀で切腹をしようとしました。しかし、これが切れなかったため志慶真川に投げ捨て、腰の小刀で切腹して果てました。後に千代金丸は志慶真川から拾われ、尚家に献上、天下の至宝として大切に保管されました。


(今帰仁村文化財ガイドブック「今帰仁城跡」より転載させて頂きました。
今帰仁村歴史文化センターで公開されている千代金丸はレプリカですが、一見の価値ありです。)


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2015年04月12日

天気予報男 今帰仁村の民話から

琉球農民天気予報男
源河の富家(げんかウェーキ)といって名護市源河に金持ちの家があった。
下男がいた。この人は、神様みたいに頭の髪を結って、何月何日の何時ごろ雨が降ると、図星当てた。

それで、これは神様みたいなひとだから、新しい着物を買って、ふんどしも新品を買ってきて、風呂に入れて体をみがいて立派にした。そしたら、翌日から天気予報が当たらなくなったって。

3カ年、4カ年もお風呂に入らない、顔も洗わない、ふんどしも洗わない。汚れたままで3カ年も4カ年もしていたら、当てられるらしいよ。天気予報は。
汚れたやつで、雨が降る前になるとジメジメと湿気があるらしい。それで雨が近いなあと。これで、何日か後は雨が降ると。

これは昔のおじいが、雨降りに畑に出れない時にこういう話しよったよ。

「今帰仁村の民話・伝承」今帰仁村教育委員会編 より


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